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硫化水素 

硫化水素


硫化水素(りゅうかすいそ, hydrogen sulfide)は、硫黄と水素からなる無機化合物で、無色の気体。化学式 H2S。卵が腐ったときに示す独特の臭いを持つ。

空気より重く、無色、水によく溶け弱い酸性を示し、腐った卵に似た特徴的な強い刺激臭(腐卵臭とはそもそも硫化水素が主成分である)があり、目、皮膚、粘膜を刺激する有毒な気体である。悪臭防止法に基づく特定悪臭物質のひとつ。

人為的な発生源には石油化学工業などがあり、また、下水処理場、ごみ処理場などにおいても、硫黄が嫌気性細菌によって還元され硫化水素が発生する。また糞、屁にも若干含まれる。

また、自然由来としては、火山ガスや温泉などに含まれる。空気よりも重いため火山地帯、温泉の吹き出し口などの窪地にたまりやすい。

可燃性ガスであり引火性がある。爆発限界は4.3~46v/v%。燃焼した場合には硫黄酸化物となる。


毒性


毒性は、化学的な反応性の高さによる皮膚粘膜への刺激性とシトクロムcオキシダーゼの阻害が挙げられる。

シトクロムcオキシダーゼ阻害作用は非常に急速に発生し、高濃度での暴露を受けた場合には数呼吸で昏倒に至る。この現象は「ノックダウン」とよばれる。皮膚粘膜への刺激性は中長期的な影響となり、気管支炎や肺水腫を起こす。[1]

独特の臭気があるが、嗅覚を麻痺させる作用があるため、濃度が高くなると逆に匂いを感知できなくなる。このため、濃度が致死量に近づいているにもかかわらず、それと気づかないケースが多いので注意が必要である。火山周辺では警告の看板に注意する事が必要である。知らずに近づいた登山者やスキー客・温泉客が死亡する例も見受けられる。

鉱工業においては下水道や排水プラント・化学工業・実験施設において事故が度々発生しており、このような場所での作業では監視・管理が法規制されている[2]。年余にわたる微量の曝露では変異原性が指摘されている


治療


急性中毒の治療は、まず外気に当てて衣服等に含まれる硫化水素を飛ばし、患者には100%酸素を吸入させる。その際ジャクソンリースのような再呼吸式の吸入具は有毒ガス呼出の妨げとなるため、絶対に使用してはならない。

解毒剤として有効性が示されているのは亜硝酸アミルなどの亜硝酸塩のみである。硫化水素は血管壁の亜酸化窒素合成を阻害することが毒性の発現経路のひとつであるためだが、曝露後数分以内に投与しなければ著効が期待できない。

最初の数時間を乗り切った重症患者は、後に急性肺傷害を発病する危険性が高い。このため気管挿管と人工呼吸器管理が必要となるが、これらの処置を行う医療従事者は2次汚染を防ぐための万全の対策を以て臨まなければならない

-フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』-
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[2008/04/24 16:16] 硫化水素 | TB(0) | CM(0)

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